
具体的な症状
昨日から急に踵をつくと激痛で歩けなくなってしまいました。
特別なにかしたという事もなく、普段通りに生活していただけなのですが突然痛くなりました。
所見とアプローチ
踵をつくと痛みが生じるということから、踵に圧をかけてみたが反応はなく、叩いても痛みが生じることはなかった。
しかし、膝を曲げると少し動かすだけでもふくらはぎと踵に鋭い痛みが生じることが確認できた。
次に、臀部に圧をかけていくと、ふくらはぎまで響く痛みがあった。そのまま臀部に圧を加えた状態で膝を動かしてみると痛みが軽減され、なにもしない状態よりも楽に動かすことができた。
まず、臀部の殿筋群からアプローチしていき大腿部の外側の緊張を解いていく。
次にハムストリングスと大腿部の内側と進めていくとふくらはぎの緊張が和らぐのが確認できた。
ふくらはぎの筋肉は足首あたりでアキレス腱になり踵へと付着しているので、この筋肉が緊張したり硬くなったり炎症を起こすと踵に痛みがでるため、ふくらはぎの施術を行い緊張を解いていく。
一通り施術が終わり立っていただくと、まだ痛みはあるものの踵をついて歩くことが可能になった。
主原因となっていた筋肉
【踵のトリガーポイント】

足底腱膜炎でない時の踵のいたみは、ヒラメ筋と腓腹筋とアキレス腱の境目や、腓腹筋内側頭上部や臀部の仙骨の際に原因があることが多い。今回も臀部にも関連痛がみられ、そこに圧をかけると痛みが改善されるといったことが起こった。
踵の痛みとふくらはぎは関連が強く、ふくらはぎに硬結部位が見られる場合、踵に激しい痛みが現れることがある。
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