
具体的な症状
息を吸うと胸あたりがビキッと痛むことが良くあります。心臓とか肺が痛むような感じがしたので、もしかしたら何かの病気かもしれないと思い病院で検査を受けても何の異常もなく健康だと診断されました。
自分でも調べてみたのですが肋間神経痛ではないか?と思います。
ですが、何をしたらいいのか、どこに行けば改善されるのかわからず、こちらに来ました。
所見とアプローチ
上半身をを前後左右に動かしてもらったところ、確かに肋骨が硬く可動域が狭くなっていることが確認できました。呼吸も吸気が弱くあまり吸い込めない様子で呼吸も浅くなっている状態であることも確認できました。
呼吸筋と呼ばれる呼吸に関係する筋肉が硬く機能不全に陥ると呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると肋骨の可動が悪くなるためさらに筋肉が硬くなってしまう悪循環に陥る場合があります。そうなると肋間にある肋間神経が圧迫されるなどして痛みが生じ「ビキッ」と息を吸い込む際に鋭い痛みが生じる可能性が出てくるのです。
まず、呼吸筋の代表とも言える横隔膜の施術を行います。すると非常に硬くなっていることが分かりました。
横隔膜が緩んでくると呼吸がしやすくなったことが確認できました。
次に肋間筋と前鋸筋にアプローチしていきます。すると肋間の間が狭くなっていて硬く短縮しつつあることが分かります。そのまま施術を続けると徐々に肋骨の動きがスムーズになり、さらに呼吸が楽になっていくことが確認できました。
そして、呼吸筋でもある胸鎖乳突筋が硬くなっているためか、ややストレートネック気味になっていたため、こちらも緩めていくことで、さらに改善していきます。
主原因となっていた筋肉
【横隔膜】

横隔膜は呼吸する際に動く筋肉ですが、この動きが悪くなると肋骨全体の可動に影響を与えることがあります。
さらに、肋骨の下に膜のようにある筋肉であると思われていますが、じつは腰椎に付着している筋肉です。なので横隔膜が硬くなると腰痛や背中が張っているような症状が現れることもあります。
【肋間筋】

呼吸が浅くなってくると、肋骨の間にある肋間筋が硬くなってしまい、さらに肋骨の動きを悪くしてしまいます。肋間筋には血管や肋間神経が走っており、固まっているときに、無理に呼吸をして動かされてしまうと、いわゆる肋間神経痛と言われる痛みが生じる場合があります。
常日頃から深い呼吸を心がけて肋間筋を動かすように気をつけることが大切です。
【胸鎖乳突筋】

呼吸にあまり関係なく思われる首の筋肉ですが、胸鎖乳突筋は息を吸う際に肋骨を上に引っ張ってくれるれっきとした呼吸筋です。ここが機能不全を起こすと上手く息を吸うことができなくなる可能性もあるのです。
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