
具体的な症状
もう1年近く前から肩が痛くて腕が水平以上に上がらなくなりました。
痛いのもあるけれど、なにか突っかかるような引っかかるような感覚で前にも横にも腕が上がらない状態です。
肩の付け根のような前側のような、肩の奥の方ような場所が痛みます。
服を着替えたり、車の運転をしたり、戸棚の上のものを取るような日常の何気ない動きもできなくてストレスです。
寝るときも横を向いて寝ることができないので、たまに寝返りを打って横を向いて寝てしまったときに痛みで目を覚ましてしまうこともあります。
所見とアプローチ
自力で腕を上げられない状態だったが、棘下筋に圧をかけながら腕を前方に動かしてもらうと、顔の近くまで痛み無く腕を動かすことができた。
しかし、横方向に腕を動かしてもらうと、水平以上は難しい様子。
次に小円筋に圧をかけながら腕を横方向に動かしてもらうと、今度は顔の近くまで腕を上げることができた。
しかし、前方へ動かすと水平以上は難しい様子だった。
以上をふまえて、棘下筋と、小円筋の施術を行うと硬結部位が見られたため、硬結を解いて腕を動かしてもらうと、自力で顔の近くまで腕を上げることが可能になった。
さらに、可動域を上げるため首への施術を行い、横方法から腕を上げてもらうと、さらに腕が耳の近くまで上がるようになったことが確認できた。
その後、1週間後に来ていただいた。
すると、術後の3日間は可動域に問題なく動かせていたが、4日後頃から腕の痛みが再発し、上斜め45度まで可動域が低下していた。
前回の施術内容と今回は肩甲骨の可動域を上げる施術を行い、また1週間後に来ていただいた。すると、すこし可動域が低下していただけに留まっていた。
まだ棘下筋と大円筋に硬結が残っているのが違和感が残っている原因だと推測する。
さらに、前回同様の施術を行い、1週間後3度目来ていただいた。
すると、若干の痛みは残るものの可動域は保てたままの状態を維持できていた。
そして1か月後に再度来ていただいたところ、可動域も痛みも改善されていたため再発の可能性は低いと思われ施術を終了した。
主原因となっていた筋肉
【棘下筋・小円筋】

小円筋腱は肩甲骨の外側から上腕骨に付着しており、腕を外向きにひねったり、腕を横に挙げる動作に使われます。
棘下筋は、棘下筋の筋肉が正常になると、腕を前後に大きく動かしたり、ひねったりするといった可動域が広がります。 服を着たり、背中に手を回す、上にあるものを取るといった動作がスムーズになり五十肩や腱板損傷などの予防にもつながります。
【首の筋肉群】

首の筋肉が硬くなったり、硬結が発生すると腕を耳に近づける動作の際に引っかかりを覚えたり、痛みが発生したりする場合があります。さらに、痛みが肩甲骨や肩峰付近に現れることがあるため、隠れた五十肩の原因である場合があります。
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