みんなの症例【肩痛(四十肩)】❝肩の後ろが痛くてなかなか寝付けない❞

具体的な症状

数日前に家の掃除で重たいものを持った時から痛みを感じ始めた。最初は急に重たいものを持ったことから筋肉痛やコワったくらいだと思っていたけれど、なかなか回復せず。時に夜寝ている時に最も痛みを感じて眠れないくらい疼く状態が続いていた。

数年前に似たような症状から五十肩になって腕と肩が満足に動かせない状態にまでなったことがあったため念のために来られた。

所見とアプローチ

症状が出始めた原因からローテーターカフと呼ばれる肩周りの筋肉に異常があると考えられたため、肩回りを調べたところ棘下筋と大円筋に強い圧痛点が数点あることが分かった。この圧痛点を緩めて点の痛みが改善するまで続けた結果、その日の夜には夜間痛が改善し、翌日にはほとんど痛みが消失していたことが2回目の施術の際に回答を頂けた。最後に同様の圧痛点と首の施術を行い終了とした。

主原因となっていた筋肉

【棘下筋と小円筋】

棘下筋は、肩の運動時において小円筋と協同して肩関節の外側に捻る動きや水平に腕を広げる働きがあります。また、肩の後方の安定性にとって重要な働きをしてくれます。

また、棘下筋が弱くなったり、凝り固まっていると肩の安定性が保てなくなるため腕の骨ずれてしまう場合があり、肩関節にズレが生じたまま日常生活を送っていると五十肩や今回のような痛み、肩関節周囲炎などの痛みの原因となる場合もあります。

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