みんなの症例【腰脚】❝足腰が痛く歩いている時や階段で急にカクっとなるのが怖い❞

具体的な症状

5年くらい前から、この症状を抱えていて仕事柄、重たいものを持ったり、変な姿勢で抱えたりすることが多く、特にお尻の奥の方から気持ちの悪い違和感を感じるような痛みがあり、脚の外側や裏まで慢性的に痛い。長時間歩くと痛みがでたり、階段で降りるときにカクっと力が入らなくなって転倒しそうになることもあった。
他にも、寝るときに痛くてなかなか寝付けない。たまに膝まで痛くなる。車の運転がツライなどの症状がありました。

このままでは生活にも支障が出るのではないか?仕事が続けられなくなるのではないか?と思い病院や整骨院、気功など色々と試してみたが、なかなか治らず。今回こちらに来られました。

所見とアプローチ

初めて来られた時に右足をすこし引きずるようにして歩いていた。痛む足をかばうように歩いていたことから痛む部分だけでなく身体の左右のバランスも崩れていました。

股関節の回旋の動きが悪く、外に開くのも引っかかるような感じでスムーズに動かない様子で筋肉の硬直が伺えた。さらにお尻の奥から脚まで痛みを感じることからお尻の筋肉や腰の筋肉の硬直で神経を圧迫しているのが原因ではないかと考えられた。

まず、殿筋群の施術から始めると股関節の動きが良くなり脚を外に倒す際も引っかかりがなく倒れるようになり可動域が改善された。それと同時に脚の外側の張りが消失し、初回の施術を終了。

その後。脚の外側の張りは完全に消失しており、お尻の奥の方の痛みがまだ残っていたので、継続して殿筋群の施術を行う。4回目の施術の際には、慢性的に感じていた痛みが、たまに痛んだり、力仕事をした後は痛むが、それ以外の日常生活では気にならないくらいに改善しているという事だった。

運動することを勧め、月に1回定期的に施術をする形で今も続いているものの、経過は良好。メンテナンスのような意味合いで続けている。

主原因となっていた筋肉

【首筋肉群】

外旋六筋
外旋六筋には梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋の6つの筋肉があります。この筋肉群は骨盤と大腿骨を繋いで、股関節を安定させる役割があり、股関節を外旋させる筋肉です。

坐骨神経がこの筋肉の間がら伸びており、この筋肉群が硬く緊張してしまうと神経を圧迫してしまう場合があります。特に脚が外側に外旋しているO脚や蟹股の人。長時間座ることが多い人などが硬くなりやすいです。

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