みんなの症例【お尻(坐骨神経痛)】❝疼くような嫌な痛み❞

具体的な症状

3ヶ月ほど前から右のお尻辺りに違和感があって、それが膝から足まで広がってきたことから整形外科を受診し「坐骨神経痛」と診断を受けた。その後、半年ほど通院し湿布薬や痛み止め、リハビリを行うも改善することがなく最近になって階段の上り下りの時に力が抜けるような症状がが出始めて不安になり、こちらへ来られました。

その他にも
「歩き始めが痛い」
「歩いているとだんだん痛みが増す」
「膝の痛み」
「就寝時に疼く」
などの症状を訴えられていました。

所見とアプローチ

お客様の趣味が登山と家庭菜園で足腰に負担がかかる動作が多く、趣味の後に症状が強く出ているとヒアリングからわかりました。
姿勢を見ても猫背・蟹股で殿筋群の硬直が見られたことから、殿筋群のコリや硬結により神経が圧迫されていることが疑われたため、まず殿筋群を緩めたところ股関節の可動域が広がり大腿外側の張りが消えたことが確認でき、次に臀部の鈍い痛みが残っていたことから腰の施術を行うと臀部の痛みが軽減したことを確認。

さらに、姿勢から首に負担がかかり背部から腰に掛けての強い凝りからも影響があるのではと推測できたため首を中心に施術を行い全体的に改善した。

主原因となっていた筋肉

【外旋六筋肉】

外旋六筋は、骨盤と大腿骨を結ぶ6つの筋肉です。臀部の深層にあることから股関節のインナーマッスルと呼ばれています。

外旋六筋は梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋の6つの筋肉のこと。役割は、骨盤と大腿骨を繋いで、股関節を安定させる重要な役割があります、股関節を外旋させる筋肉です。

外旋六筋が弱ると、足の着地の際に「膝が内側に入る(内股)」になり、膝を痛める結果を招きます。また座りすぎ、運動不足で深層外旋六筋が硬くなっている人も多く、ガニ股、腰痛の一因にもなる筋肉です。

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