人間は体温を一定に保つ高温動物です。気温の変化に関係なく体温を調整するために熱を放出するという大切な役割を担っているのが汗をかくことなんです。
しかし、私たちは毎日のお通じや尿の出方に比べると汗については無関心です。それどころか真夏に大汗を書いたときに「気持ち悪い」とか「汗臭くていや」と嫌悪感をもちこそすれ、ありがたさを感じることはありません。
あ~かわいそうな汗…
ですが、汗をかくということは人間という動物が人間として進化してこれた影の功労者なんです。

人間が人間として生活できているのは、他の動物にはない大きな「脳」があるからです。この脳があるから様々な知恵や言葉や行動など人間として生きていけるのですが、汗をかくということは人間の脳を外気温の温度変化から守ってくれています。
他にも汗をかくこと自体は、体温調節や代謝率の向上など、健康にとって重要な役割を果たしています。
上手に汗をかけない人が増えている
ですが、最近コロナの影響で外出を控えている人が多いからか汗を普通にかける人が少なくなってきていて「汗をかける人」と「汗をかけない人」の格差が開いてきているように感じます。汗をたくさんかく人も局所にだけ大量の汗をかくという部分汗がおおいいのです。
汗腺は退化してしまう
人の内臓器官は機能が低下することはあっても、退化することはありませんが、実は汗をかくための汗腺は退化するそうです。
つまり汗を普段からかかない生活をしていると汗腺自体が退化して普通に汗をかくことができなくなってしまうんです。
汗をかくことのメリット
汗を普通にかけると
免疫力がアップするだけでなく、むくみの改善、血行不良の改善、毛穴の汚れがなくなるといった美肌効果や血液中にたまった老廃物が一緒に排出されるため、血液やリンパの流れが良くなって新陳代謝がアップします。
さらに、運動や身体を動かしてかく汗は、「エクリン腺」と呼ばれる汗腺から分泌されるいわゆる「良い汗」と呼ばれています。エクリン線からかいた汗には自律神経のバランスを整える働きもあるため、気分がリフレッシュされたり質の良い睡眠を得ることができるといった効果があります。
汗をかけないことのデメリット
汗がかけないと太りやすくなる
汗をかいて皮膚の上で汗が蒸発することで体熱を外に放出しています。
汗をかけないという状態は、当たり前ですが体熱を外に放出できないという状態です。
でも、私たちの身体は生きるために呼吸を止めることも心臓を止めることもできないので絶えず熱を生み出し続けています。なのに汗を上手にかけないようになっているとしたら?
身体は極力熱を生み出さないように省エネ運転になってしまうんです。つまり基礎代謝が低下してしまうのです。
その結果、私たちは太りやすく老廃物もカラダにため込みやすく、むくみお安いし、乾燥肌になって、新陳代謝もうまくいかないから肌は汚くなっていきます。
考えるだけで嫌になりますね。汗を普通にかけるってすごく幸せなことに思えてきませんか?

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